ジャッジアイズ感想 楽しいゲームだったけどセクハラ要素が残念
『JUDGE EYES:死神の遺言』のクリア後感想です。エンディングまでのネタバレを含みます。
PS Plusのフリープレイになっていたジャッジアイズをクリアしました!
ストーリーもキャラクターも魅力的で、とても楽しめました。
一方で「セクハラだー!」と言いたくなるシーンもあって、残念に思ってます。
このゲームについて楽しかった部分と残念に思った部分について感想として書きます。
ジャッジアイズの好きポイント
エンディングが最高
めちゃくちゃ尊い。このエンディングを見るためにクリアまで頑張ってよかった……。
自転車最強説
街でチンピラに囲まれてエンカウントバトルが始まったらとりあえず自転車探してました。自転車があればなんとかなる。
やたらと京浜同盟に詳しいキムさん
キムさんからメッセージが来るたびに「またか………」とテンション急降下してましたが、フレンドが増えると八神さんのピンチに駆けつけてくれるようになることに感動しました。ニート須崎強い。
クセつよキャラクターたち
お気に入りキャラは海藤さん、東、ツクモ、ニート須崎、マリ姉
マリ姉もっと活躍してほしかったな……。ラ・マンがガサ入れで潰れちゃったのでマリ姉のことが心配です。
あと、さおりさんの弁護士としての活躍を見たかったです。ロストジャッジメントに期待…!
ジャッジアイズの残念ポイント
セクハラトロフィー
あるトロフィーの獲得条件が、
女性の顔と胸と尻をチェックすること
でした。
マジで最悪の気分になりました。
八神さんはセクハラしないでほしかったです。
新谷さんとの対比として、八神さんはそういうことしないほうがよかったのでは?と思います。
ゲーム内の選択肢としてその行動が用意されてるだけならまだしも(それでも十分嫌ですけど)、そのセクハラ行為の褒賞としてトロフィーを用意しておくことはやめてほしかったです。
女性目線が欠如しているというか、このゲームを楽しんでプレイしていたのに、急に「女である」ことを理由に蚊帳の外に追い出されたような疎外感がありました。
このゲームが発売されるまでに、トロフィー獲得にこの条件を課すことを誰も止めなかったのか……?と思ってしまいます。
ドローンレース優勝後の強風によるスカートめくり
八神さんがドローンレースで優勝したあとのシーンで、ギャラリーの女の子のミニスカートが、ドローンが通ったときの強風でめくれてしまい、それを見て鼻の下を伸ばした男が女の子にビンタされるというシーンがありました。
これもセクハラトロフィーと同じで、ドローンレース優勝のご褒美として用意されてるように思えてしまいます。
頑張って優勝した結果が、これ?という虚無感で心がスッと冷めました。というか、このシーンでスカートめくりって本当に必要だったのか?と疑問に思います。
「スカートめくりなんていまだにやってるの?ダサすぎ………」
みたいな風潮になればいいなと思ってます。
そういう世の中になるまでは、これはアウト!という声を上げていきたいです。
まとめ
「変態三銃士」とか言って、性犯罪をネタにして遊ぶのもどうかと思うのですが、悔しいですけど変態三銃士のクエストは面白いと思ってしまいました……次は一体どんなヤバい変態が!?って思っちゃう。フィクション要素が強いからエンタメとして楽しめてしまったのかもしれないです。
「変態王」は、犯行動機として自分の性経験の無さを語っており、その境遇に同情的な描かれ方をしていたような気がするのですが、だからと言って女に加害して良いことにはならないからな!?と思いました。
「性経験はあって当然、無いことは人生における大きな損失である」というような考え方は一般的なのかもしれないですが、一部の人を苦しめるような常識はなくなった方がいいと思うので、そういう考え方を肯定することはしたくないと思います。
しかし変態三銃士と変態王は、悪として描かれていて、八神さんに懲らしめられて全員警察のお世話になるというエンドだったので、変態行為(=女性への加害)を容認している訳ではないですね。
一方で、上述のセクハラトロフィーとドローンスカートめくりについては、それ自体が加害になるということを意識していない、もしくはその問題点を軽視しているように感じられます。
フリープレイで遊ばせてもらった分際で言えることではないかもしれませんが、このゲームのプレイヤーとしては、「セクハラ、かっこ悪い!」と言わせてもらいたいです。
なんかすごく真面目に語ってしまった…。
たくさん書いてしまいましたが、セクハラ要素以外はほんとに好きなゲームです。
続編のロストジャッジメントも買ったので、プレイし始めました。
ロストジャッジメントは今作みたいなセクハラ要素がなくなってることを祈ってます…!!