やわらかエモーション

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ガンダムSEEDのオタクが『ガンダムSEED FREEDOM』公開前日に書いた日記

 

劇場版『ガンダムSEED FREEDOM』の公開が迫ってます。

私は最速上映で観させていただくので、公開まであと26時間くらいのときにこれを書いています。なんでもかんでも後回しにする性格だからこんなギリギリになってから書いてるよ……。今日私の頭の中にある考えを書いておかないといけないと思うので、書いておきます。

 

 

私にとってのガンダムSEEDガンダムSEEDは…人生かな?

っていうと、「クラナドは人生」かよという感じですが(「クラナドは人生」は、主人公の人生を描くような尊いゲームだよ!ということを言いたいんだと思いますが、違ったらすみません)、ガンダムSEEDシリーズは、私にとっては人生の3分の2くらいの時間をかけて推し続けた作品です。

 

去年、劇場版のほんとにほんとの公開が決まった日は、夫と一緒にゲームしてたけどTwitterを見た私がゲームをできるような状態じゃなくなってしまい、夫を心配させてしまったくらいだった。その翌日、用事があって外出してカフェでお茶してて、街の人たちが普通に何事もなかったように生活してるのを見て、「あ、ガンダムSEEDの劇場版の公開が決まってこんなにおかしくなってるのはこの場では私だけなんだ」ってちょっと冷静になったのを覚えてる。

20年近くも経ったら私も結婚しちゃったよ….。大学受験のときも、就活のときも、つらいときに前を向かせてくれたのはガンダムSEEDの楽曲たちでした。就活のときは特に『Realize』を聴いて、やるぞ!!という心のスイッチをオンにしてたのを覚えてます。

 

ガンダムSEEDのことを考えると、私の体中で血が沸き立つような、アドレナリンが出てるんだと思う。心臓に機械を入れられて、アドレナリンを出しっぱなしにしないと死んじゃう男の映画『アドレナリン』(ステ様のやつ)があるけど、私の場合はガンダムSEEDを見せてくれれば生き延びられると思う。特にSEEDの『決意の砲火』以降を見せてくれれば確実にアドレナリンが出る。推しのシャニ・アンドラスくんのことを考えると、体温が上がってるのがわかる。

当時は「推し」という言葉はなかったけど、シャニくん(キモオタなので、キャラクターをくん付けで呼ぶのを許してください)を初めて見たときのドキドキはマジで忘れられない。人生で一番の推しです。

最近の異世界転生作品とか、好きな小説の世界に転生しちゃう作品がありますけど、私が転生したらきっとガンダムSEEDの世界に行けると思う。(それでもしドミニオンのクルーに転生したとしても、何もできずにクルーゼのドラグーンでフレイと一緒にしぬモブになると思う。)

 

最近テレビシリーズを見返して、なぜこんなにガンダムSEEDという物語が好きなのか?なぜこんなにこの物語に惹かれるのか?を考えてみた。

もちろん、シャニくんという最愛の推しがいるというのも理由の一つだけど、シャニくん以外で理由を考えてみたので書きます。

まず、登場人物たちが苦悩しながら生きている姿が好き。悩んで悩んで間違うこともあるけど、全部の過去を背負って生きていくような…。そこに人間関係のドラマがあって、キャラクターたちが人生を通じて私たちに大事なことを伝えようとしてるという、それにとても感動する。

抽象的なセリフが多いのも好き。抽象的でシンプルなことを言っているけど、その言葉のなかにたくさん意味が込められていて、キャラクターの心の中で伝えたいことが感じられるというか、そのセリフを聞いてどう感じるか?どう解釈するか?あなたはどう思う?って問いかけてくるような、そんなセリフが多くて大好きです。

特に好きなセリフは、ラクスの「でも、あなたがやさしいのは、あなただからでしょう?」です。悩んで苦しんでいたキラはラクスのこの言葉でとても救われたんだと思う。コーディネーター・ナチュラルという世界を二分する属性ではなくて、キラの「個人」としての優しさをラクスは見抜いてキラに気づかせてくれたんだと思う。ラクスが、自分に銃を向けるアスランに対して「敵だというのなら、わたくしを撃ちますか?ザフトアスラン・ザラ」と言い放ってアスランに詰め寄り、アスランが気圧されるシーンも大好き。「ザフトの」アスランではなくて、アスランの「個人」としての思考や気持ちを大事にしないといけないんじゃない?とラクスは伝えたくて、これはアスランがシンに言った「お前は本当は何が欲しかったんだ!」というセリフに繋がってると思う。シンはその強い力をデュランダルに利用されて、デュランダルやレイが語る理想の世界が正しいと信じ込んでしまった、というかシンの個人の思考としてどう思うか?どう感じるか?本当にオーブを撃つのが正しいのか?という問いかけがシンの中になかったのかな、と思う。アスラン、そのセリフはもっと早くシンに言ってあげて!もっと早くシンに気づかせてあげてほしかったよ…。と思う、が、(フリーダムにやられるなんてアスランも大したことねーな)ってシンになめられちゃってたのだろうから仕方ない。…という、あの時こうすればよかったのに!という過去への後悔は、先に進み続けるしかない人生では取り消すことができなくて、それでも人生は続くよ…Life goes on……

 

……語りすぎちゃった。とにかくガンダムSEEDが好きなんだ!理由を説明しろと言われても、どこが好きなのか、魅力を語ることしかできない!と思いました。

 

シャニくんとブーステッドマン3人組(もちろんオルガとクロトも大好きだよ!!)の魅力についても語りたいけど、劇場版の公開前に書き終わる気がしないので、また今度書きます。

 

……本当に劇場版の公開って明日なの?ほんとに?夢じゃない??

映画を観に行くだけなのに超絶緊張してきた…………

 

とりとめもなく書いちゃったけど、公開前日に書いた日記としては以上!